大航海時代online Boreasサーバー  マルコの航海日誌


by Nijyuurou
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31

<   2009年 01月 ( 3 )   > この月の画像一覧

『その道』

アテネ。

 曇天、北西の風。

  ある国の、建築家の、依頼なんだが、と、斡旋人は言いにくそうに切り出した。
  私は、依頼があるならはっきり言ってくれ、と眉を寄せる。
  斡旋人は、実は軍用道路の建設をするのに、何かいい敷設例はないか、と言う依頼なんだ、と答え、マルコ、お前、ヴェネチア人だったよな、と再び言葉を濁す。

  私は、俺はジェノヴァ人だ、と答えて溜息を吐いた。
  
  ある国、というのは、おそらく、オスマン帝国からの依頼だろう。

  知っての通り、現在ギリシアはオスマントルコの支配下にある。
  そのアテネで、しかも、軍用の調査を、と言う話であれば、アテネのギルドも慎重かつ、丁寧にやらざるを得ない。
  だが、ギリシア人にとってはあまり気の進まない仕事だろう。

  挙げ句の果てに、その依頼をオスマンとあまり仲がいいとは言えないイタリア人の私に頼もうというのだから、ギルドもよほど人手不足、らしい。

  私は、大事なのは依頼人が料金をしっかり払ってくれることだけだ、と笑う。

  斡旋人は少し安心したようで、一応、この街のマルティネンゴさんにも話を聞いてみてくれ、と言い、恩に着るよ、と頭を下げた。

  私は口をへの字に曲げて、ヒラヒラ手を振った。
c0124516_23325597.jpg


以後、クエスト内容を含む。注意。
[PR]
by Nijyuurou | 2009-01-25 23:34
アテネ。

 晴天、微風。

  
 誰もが、あの女を恐ろしい女だという。

 だが、本当にそうだろうか。

 

 私が久々に受けた依頼は、ずいぶん古めかしい話だった。
c0124516_22563557.jpg

 サロメとヨハネ。
 
 預言者ヨハネの首を求めた少女の物語だ。
  
 そのサロメが、何故ヨハネの首を求めたのか、それを調査して欲しい、と言うのだ。

 私は一瞬耳を疑い、聖書を読め、と言った。

 それは、あまりに有名な話だ。

 確か、ヨハネがヘロデ大王の結婚が律法に反すると批判したのが原因なんですよね、とロクサーヌが言う。
 私は頷いた。
 それを恨んだ大王の妻が、宴会で舞った娘に、父にヨハネの首を褒美として求めるようにそそのかすのだ。

 私は解説し、仕事は終わりだ、金を払え、と斡旋人に手を出した。

 だが、斡旋人は、そんなありきたりの答えが聞きたいわけ無いだろう、と笑い、アレクサンドリアの学者が、また別の伝承を研究しているらしい、と言った。
 
 やっぱりね、と私達は溜息を吐いた。

以後、クエスト内容を含む。注意。
[PR]
by Nijyuurou | 2009-01-20 23:01

『気の休まらない休暇』

ジェノヴァ。

晴天、微風。

何とか山積した仕事を片付けることに成功した。


年末年始と言えば、休んでいるものも多いだろうが、密輸商などと言うやくざな商売をしていると、この時期逆にひどく忙しい。

おかげで一月近く、このジェノヴァに釘付けだ。

かのティベリウス帝の如く、カプリ島辺りに引っ込んで、手紙一つで仕事を片付けられればいいのだが、そうも言ってられないのが辛いところである。

ともかく、山積した仕事も、おしまい。

いったんは東地中海へと向かってみようと思う。
[PR]
by Nijyuurou | 2009-01-14 21:10