大航海時代online Boreasサーバー  マルコの航海日誌


by Nijyuurou
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『本気の姿』

マルセイユ。

晴れ、北西の風。

 銀行の窓口で係員相手に馬鹿話をしていると、誰かに上着の裾を引っ張られた。
 
 また悪い知り合いか、と思い振り向いてみると、意外なことにそれは見知らぬ少女だった。
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 何でも、彼女はまだ海に出たばかりの航海者で、「ファンワールド」と言う冊子に載った私の文章を見て、声を掛けてくれたのだ、と言う。

 彼女は何度か紹介した、私の本気の姿、がお気に召したそうで、是非、その姿を見せて欲しい、とせがまれた。

 

 おやすいご用だ、と私は答えた。
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by Nijyuurou | 2009-02-26 22:40

『美しい女庭師』

ロンドン。

 霧、無風。

 ラファエロは好きな画家の一人だ。

 好きになったきっかけは、小椅子の聖母と呼ばれる一枚の絵だ。
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 この素晴らしく美しい聖母子の絵…何でもラファエロの恋人をモデルにしたとか何とか、そう言ううんちくもあるそうだが、そんなことは関係なく、ともかく、素晴らしく美しい絵だった。

 ぞっこん参った。
 
 惚れたのだ。
 
 絵というのは、これほど素晴らしいものかと思った。

 
 その私にとって、ラファエロの新作というのは大変待ち遠しいもの、なのである。

 それを聞いた斡旋人は失礼なことにテーブルに頬杖を着いたまま、ほう、それは丁度良かった、と、気のない返事をして、契約書をこっちに投げよこす。
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 私は唇を歪め、だが、断る。と答えた。
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by Nijyuurou | 2009-02-24 23:40
ナポリ。

 晴天、微風。


  …その日も、私は船長室に山積した書類に囲まれ、だらだらと事務仕事を続けていた。
  新年早々からたまりに溜まった仕事はまだ片づく気配が無く、私もやや惰性でだらだらと仕事を続けているような状況であった。 

  なかなか、海に出ることも難しい。

  あちらの港で滞在し、またこちらの港で滞在し、を繰り返す、少々刺激に書ける日々続いており、それがまた、私の惰性をいや増しにましていた。
  …そんな中、ロクサーヌが意気揚々と船長室の扉を跳ね開けて入ってくると、ヴァイキング居留地の探索の依頼があるそうです、と目を輝かせて言ったのだ。
  なんでも、退屈しのぎに顔を出した冒険者ギルドで、斡旋人から紹介されたのだと言う。
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  私は思わず手にしたペンを取り落とし、書類の山を机の中に乱暴に突っ込むと、すぐに出航するぞ、と叫んだ。  

以後、クエスト内容を含む。注意。
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by Nijyuurou | 2009-02-22 23:25