大航海時代online Boreasサーバー  マルコの航海日誌


by Nijyuurou
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『再びの帰還』

 しばらく東欧に旅をしていた。
 
 オランダ人の学者とともにトランシルヴァニアである伝承の調査をしていたのである。

 あの忌まわしい出来事については、いずれ書き記す日が来るかもしれないが、今は詳しく述べない。

 ともかく、2ヶ月ほど海から離れて生活する羽目になったが、ようやく戻ってくることができた。

・・・最も、不精な私が記録をつけるのはそれ以上前の話になる、が。


 ああ・・・・反省はしている。

  
 復帰直後、いつものジェノヴァの交易所に顔を出し、いつものように交易所の親父のそばに座って品物をさばいていた。

 親父からは、また面倒なのが戻ってきたとか、ニンニクくさいとか、温かい言葉をいただいたが、当然私が屈するわけも無く、また、いつもの無免許交易所というわけである。

 すると、歳の頃なら14~5歳の少女がやってきて、
 
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並べた商品をひとしきり見ると、真珠をすべて買い取ると言って、さらに

タニア・ティータ>問題は出所・・・でしたっけ?w
 
 そういって、いたずらっぽく笑った。
 ここしばらく密輸も休業していた私は、開店早々相手からきめ台詞を言われて少々狼狽し、

マルコ>・・・・お客さん、困りますよ。その辺突っ込んじゃ・・・

 と頭を掻くと、少女は
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さらっと言った。

 私は呻いた。

 最近記録の更新をまったくしていないのは、歴然である。

 私は思わずヘドモドとわけのわからないことを言い、彼女は
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 と笑顔で言って去っていた。

 隣で見ていたロクサーヌが、だからコツコツ仕事をしたほうがいい、といったんです、とため息をついた。

 言われなくても、そんなことはわかっている。
 
 人類がエデンの園を終われてこの方、わかっちゃいるけどやめられない、というのは人が生まれ持った業に違いない、と思う。

 とはいえ、呼んでくれている人がいるのは励みになることだ。

 少しずつとはいえ、私の航海が続く限り、記録は残していくつもりだ。
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by Nijyuurou | 2009-11-01 19:06